2017年11月4日土曜日

持久力と瞬発力に必要な筋肉

 ある説によれば、持久力に必要な筋肉と瞬発力に必要な筋肉は同じらしい。以前は赤い筋肉は持久力に強く、白い筋肉は瞬発力に強いとされていた。しかし、筋肉の種類は一種類で、瞬発力を鍛えるには、瞬時に持っている筋肉を総動員させる神経を鍛えることが大事らしい。
 そして、筋肉の総量は、強い負荷による筋肉の損傷、復旧の繰り返しによって増強されるため、持久系の運動を行うことによって増幅される。

 ボルダリングでは、どうしても瞬発系のムーブが多く、また負荷をかける時間も短い。さらに異なる課題では使う部位も異なるため、ほとんど筋肉は増強されない。その一方で瞬発力に関係する神経は養われていく。

 おそらくであるが、始めたばかりのころは、登るという動作に慣れていないため、持っている筋肉をうまく使うことができない。そのため、登れば登るほど強くなりグレードも上がっていく。しかし、3級、2級ともなってくると、どうしてもパワー不足を感じてくるのは、この説を立証しているのかもしれない。

 つまり、高グレードになればなるほど、筋力増強のためのトレーニングを考えなければならないということだ。

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